誠心の時間 · 5 / 7
水に出会う
この水の正体を明かすまで

水に出会ったからといって、すぐに「良い水を得た」と言うことはできません。水が出るということと、その水がどのような水であるかは、全く別の問題だからです。六百メートル下から水を引き上げた後、わたしたちには、もう一つ重要な課題が残っていました。この水の正体を正確に明かすことでした。この回は、その確認のプロセスです。
目では分からないこと
地から上がったばかりの水は、ただ澄んで温かく見えるだけです。その中にどのような成分がいくら溶けているのか、pHはいくらなのか、人が使うのに適しているのかは、目で見ては全く分かりません。水の本当の姿は、検査を通じてのみ明かされます。
わたしたちはこの水を、自ら「良い」と言いたくありませんでした。それは誰もが言える言葉で、何の根拠にもならないからです。代わりに、公開された機関の手を借りて、この水の正体を客観的に確認することにしました。わたしたちが信じてほしいと言う代わりに、検査結果が自ら語らせる方が正しいと思ったのです。
公開機関に任せる
地下水の成分を確認することは、誰もができるものではありません。国が認めた試験機関に試料を送って、決められた方法に従って分析を受けなければなりません。わたしたちはこの水の試料を採取して、公開機関に検査を依頼しました。
この手続きが重要な理由があります。事業所が自ら「私たちの水はこのようです」と言うことと、国が認めた機関が検査した結果を出すことは、重みが全く異なります。前者は主張ですが、後者は根拠です。わたしたちは、最初から根拠を備えたいと思いました。将来、この水について話すとき、言葉ではなく、書類で見せることができるように。
試料が詰められた日
水質検査は試料を採取することから始まります。地から引き上げたばかりの水の温度を測り、試料瓶に詰めて慎重に封印した後、検査機関に送ります。小さな瓶何個に、事業の先行きが詰まっているわけだから、その過程をおろそかにはできません。
結果が出るまでの待ちは、掘削を待っていたときとは、また別の緊張感です。水は既に出たのだから、今は、その水が「どのような水」と判明するかが、焦点でした。ありふれた水もあり得るし、特別な水もあり得たのです。その答えが詰まった書類を待つ時間は、妙に長く感じられました。
確認された事実
検査結果、この水はわたしたちが期待していた以上の性質を持つことが分かりました。酸性度はアルカリ性を帯びており、シリカを含むミネラルが一般的な自然水より豊かに溶けていました。地下深い岩盤を長く通ってきた水であることを、数字が証明してくれました。
この結果は、わたしたちが作ったのではなく、韓国地質資源研究院と京畿道保健環境研究院の検査で確認されたものです。わたしたちはこの分析結果をそのまま保管しており、ホームページの「水の本質」にその内容を公開しています。この水がどのような性質を持つかについて気になれば、そこで、数字で確認することができます。
水が定めた事業の方向
この検査結果は、単純な確認を超えて、事業の方向を決める羅針盤になりました。このほどの水が十分に出ることを知ってみると、わたしたちが何ができるのかが、はっきりしました。毎日新しい水で替える水遊び、季節に合わせて温度を調整する運営、すべてこの水があるからこそ、立てられる計画でした。
一つ、はっきりさせておきたいことがあります。わたしたちはこの水が体にどのような効果を与えるかという話をしようとしているのではありません。それはわたしたちが判断する資格がなく、そのつもりもありません。わたしたちが提供できるのは、検査で確認された事実だけです。つまり、この水がどのような成分をいくら含んでいるか、という数字だけです。その数字が何を意味するのかは、直接水に身体を浸した人たちが、それぞれ感じる事柄だと考えています。
水に出会い、その正体を確認した後、わたしたちは初めて、土の上の仕事に目を向けることができました。水という最大の質問が解けたから、今度はその水を入れる器を作る番でした。次の回では、敷地を整備し、基礎を据えた土木工事の話をお知らせします。