誠心の時間 · 7 / 7
ウンダムが開く日まで
これまでの記録、そしてこれからの約束

土地を選び、名前をつけ、水に出会い、基礎を据えました。ここまで来るのに、複数年がかかりました。この「真心の時間」は、そのプロセスを順序通りに記録したものです。最後の回では、ここまでの歩みを振り返り、オープンの日まで、わたしたちがどのような心で、進んでいくかをお知らせしたいと思います。
急がなかった時間
振り返ってみると、ウンダムを準備する間、わたしたちが最もしばしば選んだことは「待つ」ことでした。書類が往復する時間を待ち、掘削が岩盤を貫く時間を待ち、検査結果が出るのを待ちました。早く、オープンしたいと思わなかったでしょうか。ですが、急いで作ったものは、急いで壊れるということを、わたしたちは知っていました。
この待つ時間は、無駄ではありませんでした。むしろ、その時間のおかげで、落としていた問題を事前に発見でき、漠然とした計画が、明確になりました。良い水と堅い基礎は、結局、この急がなかった時間が、作り出したものなのです。感じたくらい、長く続くだろうと信じます。
世の中には、急いで建て、急いでオープンする場所が多いです。そのような場所は、オープンの瞬間には派手ですが、数年経つと、光がしおれます。わたしたちは、その反対の道を選びました。長く準備して、ゆっくり整えて、オープンした後に、より良くなる場所でありたいと思ったのです。開始が少し遅れていても、長く一貫している方が、良いと信じるからです。
何を加えないのか
オープンの日まで、わたしたちが最も警戒することは「欲心」です。広い土地に、あれやこれやと詰め込みたい誘惑、より多くの客を受けたい誘惑は、いつも傍にあります。ですが、わたしたちは、何を加えるかより、何を削るかを、先に考えることにしました。
一度に受ける団数を減らし、やかましい遊具の代わりに、水と木陰と平台だけを置くことにしたのも、そのためです。混雑してこそ、休息ができ、単純だからこそ、長く心地よいと信じるからです。大きく張るより、しっかり管理することを選んだこの心は、オープンした後も、守り続けるつもりです。
この記録を続けます
「真心の時間」は、ここで終わりません。これまでがオープンまでの記録だったとすれば、今後はオープン後の話が、続くでしょう。
水遊びプールと屋外スパ、平台を建てるプロセスを記録し、最初の客人を迎える日の話を残し、季節が変わるたびの風景を、記録しようと思います。うまくいったことだけを選んで記すつもりはありません。遅く進んだ仕事も、もう一度見直した仕事も、ありのまま記録しようと思います。そうしてこそ、この記録が宣伝ではなく、正直な話になるからです。
オープンの日に
わたしたちはまだオープンしていません。お見せする完成した風景も、客人の感想もありません。それでも、このように準備過程を、記録してきた理由は、ウンダムという場所が、一朝一夕で生まれた場所ではないということを、一緒に見守ってほしいからです。
この土地を選んだ心、名前に込めた意味、水に出会うまでの工事、基礎を据えた心遣い、このすべてのプロセスを知った上で、訪れてくれるなら、ウンダムで過ごす一日が、少しより特別ではないでしょうか。水に身体を浸すとき、その水がどのような旅路を経て、この場所に至ったのかを、思い出してくださるなら、これ以上を望みません。
今の時代は、何でも速く、簡単に、作られる時代です。そのような時代に、何年かをかけて土地を掘り、基礎を据えた話が、少しは無分別に見えるかもしれません。しかし、わたしたちはこの無分別な方法を、信じています。良いものは、大体、時間が作るし、時間を注いだものだけが、長く続くと思うからです。この記録が、その信念の証となることを、願います。
来年、春の気配がする、ある日にオープンすることを目指しています。その日まで、わたしたちは静かに、ですが勤勤と、この場所を整えていくつもりです。準備が整うにしたがって、オープンの日付は、ここに最初に知らせるつもりです。雲が映る静かな池のように、長く留まっても心地よい場所で、皆さんをお迎えする日を、待ちわびています。